Make and Think

2019年度初回ゼミ

新年度初回のゼミが開催されました。今年のゼミ係はB4いまむが積極的にやってくれています。

今回の内容は、発表順や年間スケジュールなど基本的な事項に加え、ゼミでの議論を活発にするための試みとしてスプレッドシートを活用することなどが提案されました。また本年度も在籍者数が多めなので、足りない座席についての議論の結果、「研究室スタジオ空間化」に向け動き出すこととなりました。とはいえ何から手をつけていいのかわからない状態で、当面はフリーアドレス制となりそうです。

またスタジオ空間化の一環として、早速先生ゾーンにあった3Dプリンターを学生ゾーンに配置しました。

とりあえずお掃除とテストプリントです。

制作がはかどる研究室にしていきたいですね！（M2やぶ）

意匠形態展2018ご報告

ご報告が遅くなってしまい申し訳ございません。

意匠形態学研究室が主催する作品展「意匠形態展」を4月24日(火)から千葉市美術館9F市民ギャラリーにて開催しております。

皆様のご来場をお待ちしております。

本日は出展されている作品をご紹介致します。

1.イカドウ(イカ籠)の基本形態と機構の検証

　久保光徳(教員)

2.ポリゴンメッシュで再現された歴史的木彫に対する形態分析

　王健(博士4年)

3.浄真寺九品印相の形態分析及び印象評価

　楊鵬(博士1年)

4.地面効果翼機のデザイン

　井戸坂悠平(2018年 修士修了)

5.日本独自の包み方を活かしたお土産パッケージの提案

　古川侑佳(修士2年)

6.動きの中で見える風景の再表現

　籠嶋和樹(修士1年)

7.模様を用いたカラーユニバーサル路線図の制作

　平原奏任(修士1年)

8.人の存在を示さない写真の制作

　矢野大輔(修士1年)

9.室内空間における光環境を変化させる照明器具の制作

　依田勝志(修士1年)

10.「うわべ」をテーマとした写真作品の制作

　安藤真望・山田彩純(学部4年)

おかげ様で第4回を迎えました意匠形態展ですが、今回も多くの方々にご来場いただき大変嬉しく思っております。

4月29日(日)までの開催となっておりますので、ぜひお越しください！

今年度はブログの更新頻度もあげて参りたいと思います！

今後とも意匠形態学研究室をよろしくお願い致します！

平成30年度 意匠形態展

日程 = 4月24日(火) 〜 29(日)
時間 = 10:00 〜 18:00 (金、土曜日は20:00まで)
会場 = 千葉市美術館 9F 市民ギャラリー
◎JR千葉駅東口より
徒歩約15分
/バスのりば ⑦ より大学病院行または南矢作行にて「中央3丁目」下車徒歩2分
/千葉都市モノレール県庁前方面行「よしかわ公園駅」下車徒歩5分
◎京成千葉中央駅東口より徒歩10分
Map:http://www.ccma-net.jp/information_03.html

〒260-8733
千葉市中央区中央3-10-8

(B4 小倉)

2016年夏期ゼミ報告

意匠形態学研究室では、9月3日(土)から4日（日）にかけて夏期ゼミ旅行として埼玉県にある東秩父村和紙の里で和紙漉き体験をしました。この地域の細川紙は島根県の石州半紙、岐阜県の本美濃紙と合わせて「和紙：日本の手漉和紙技術」としてユネスコ無形文化遺産されています。


■9月3日午前9時頃、小川町駅に集合。バスで和紙の里へ移動。
和紙の里は、見学体験施設、宿泊所、食事処などを持つ施設で、今回はこちらに宿泊させていただき2日間かけて和紙漉き体験をしました。







■和紙の里に到着し、和紙の原料や道具についての説明を受けて作業を開始。
黒皮を取り除き煮て繊維状にした原料の楮（コウゾ）と水を、このプール状の漉槽（スキフネ）に入れ手でよく混ぜます。







そこに練りとしてトロロアオイをくわえ、棒でよく混ぜます。この作業はコツがあり、職人の方は季節や気温によって混ぜ方を変えているそうです。

ここで練りの入った漉槽と入っていない漉槽を用意し、実際に漉いて練りの役割を体感しました。練りが入っていないと水が一気に落ちてしまい、均一な和紙はつくれませんでした。

■いよいよ紙漉きの作業に入ります。
道具を持つ位置、手の返し、回数、順序、姿勢などが細かく決まっていて、間違えないようにしっかり指導を受けました。少しでも負荷をかけると繊細な道具が壊れてしまったり、紙にシワが入って失敗してしまいます。





漉いた紙はこのように重ねていきます。ここで慎重に行わないと、他の人の作品までシワにしてしまうので緊張感があります。



■紙の層がある程度重なったら、しぼりと乾燥を行います。
重しをのせる自然しぼりと機械しぼりをします



紙の層を一枚ずつはがし、循環する温水であたためられた鉄板に刷毛で貼り付けていきます。力加減を間違えると紙に穴が開いたり、シワが寄ったりするので慎重に行います。逆に、漉きの段階でできたシワを伸ばすこともできます。






■鉄板から剥がせば和紙の完成



この手順を繰り返し、2日間で200枚近くの和紙を漉きました。

夜はOBOGの皆さんが仕事についてプレゼンをしてくださいました。貴重なお話をありがとうございました。

今回の紙漉きは20名ほどの人数だからこそできた体験で、夏休み有意義なひとときが過ごせました。
10月からは学部3年生が仮配属されて、定期ゼミが再開し卒業研究等が大詰めになります。気持ちを新たに頑張ってまいります。

















(文　B4　姫田)

意匠形態展2016ご報告

ご報告が遅くなってしまいましたが、意匠形態学研究室が主催する作品展、「意匠形態展」を4/26~5/1に開催いたしましたので、そのときの展示の模様をダイジェストでお伝えします。

まずはポスターから




1.見えない重心
　久保光徳(教員)




2.風で転がる発電機”Nora”
　川野次郎(修士2年)




3.未来の平仮名、これからの平仮名
　原裕理恵(修士1年)




4.色で違和感を覚える偽物の古書の制作
　近藤紗椰(修士1年)




5.生きづらさのかたち
　小原冬香(2016年 学部卒業)



6.動きの緩急の印象評価とEasing Blockの開発
　野々山陽(2016年 修士修了)




7.単一LEDの点滅パターンから受ける感情の推定
　松崎順三(修士1年)




8.TECHNE IDアワード
　半額弁当(野々山陽/井戸坂悠平/松崎順三)

テクネIDアワードに、チーム「半額弁当」として応募し、優秀賞に2作品、審査員の選抜作品に2作品選ばれました。

テクネIDアワード2の受賞作品はこちらでご覧になれます。
そのほか半額弁当の応募作品はこちらから。




9.回転を活かした玩具の制作
　冨田輝(修士1年)




10.木質燃料を使用した家庭用調理ストーブの開発
　 荒牧広実(修士1年)




11.写真と動画の組み合わせによる効果を生かした表現
　 小曽根智成(修士1年)

展示されていたgif画像はこちら→　スライム　手





12.落下速度の形態学
　 井戸坂悠平(修士1年)




13.水面のゆらぎと反射の再表現
　 朝霧向一郎




2012年に第一回、2014年に第二回を開催し、今年で3回目となる意匠形態展ですが、今回も多くの方にご来場いただき大変嬉しく思っております。
今年度は圧倒的制作量をモットーに活動してまいりますので、今後とも意匠形態学研究室にご注目ください！

B4　中川










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Olive commune看板製作

今期初のブログ更新となります。（内容はゼミの報告ではないですが）
M１の原です。



４月下旬頃から、田内先生とM１の荒牧さんとの３人でOlive communeという農園の看板を製作していました。その報告をさせていただきます。



公式サイト
FBページ




Olive communeの代表である高山さんは、２０１０年にこのオリーブ園を始めました。
商業目的ではなく、オリーブを育てる中で様々な人が集い、私利私欲を捨て喜びを分かち合うことをモットーとしています。

今回看板製作の依頼を受けたのは田内先生と高山さんが以前から知り合いだったこともありますが、先日（5/13~5/16）開催された「いちはらオープンガーデン」に向けて、外部の人でも入りやすい看板を置きたいということでした。
いちはらオープンガーデンとは、ガーデニングに取り組んでいる方々の庭を無料で一般公開するイベントです。これまでオリーブコミューンにはきちんとしたロゴもなく、知っている人でなければ入りづらい空間でした。
こういった経緯で、オープンガーデンをきっかけに誰にでも入りやすい・親しみやすい看板の製作を依頼されました。


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はじめに、高山さんと農園に深く関わっている千葉大学の佐藤さんとともにミーティングを行いました。
お互いのイメージを伝えあいながら、看板のビジュアルを固めていきます。

▼ラフ案を持って行き意見を交わしました



▼看板のデザインをイラストレーターで作成します





看板は２パターンを製作することになりました。
イラストレーターのデータをもとに、シルクスクリーンで製作を進めます。

▼シルクスクリーンの版


▼色ごとに刷っていきます





板に貼り付け、現地での設置作業に入ります。

▼データで見ている時とは印象が違います。ものになると嬉しいです


▼設置風景



▼完成



４月中旬に依頼を受け５月上旬に完成というタイトなスケジュールでしたが、高山さんをはじめOlive communeの皆さんに満足していただけたようで一安心です。
これからも長く利用されるものになれば幸いです。



（文：M１　原）