2013年 02月 14日
先日2月12〜13日に、千葉大学工学部デザイン学科4年生の卒業研究発表会が執り行われました。我らが意匠形態学研究室の4年生は13日最終日の一番最後、おおとりでした。その模様をダイジェストでお送りしたいと思います。(研究内容は筆者の主観により一部改変されている可能性がございます。)
発表は大盛況。たくさんの学生が見に訪れてくれました。
○まずトップバッターは関口泰人くん、
研究テーマは「インターネットの多量の情報を視覚化する制作[World Tree」」

ある集団の中のひとつひとつは一見無秩序に動いて見えても、全体では秩序がみられます。研究では特に、インターネット上で個人個人が発信するようになった配信情報に見られる秩序を可視化することに注目していました。
最終制作では、ツイッター(https://twitter.com/)における「話題」に着目し、「話題同士のつながり」と「話題にのぼる頻度」、「情報の新しさ」を位置関係でリアルタイムに可視化する映像作品を制作。

情報がつながり合いながら渦巻いて徐々に吸い込まれていきます。
○続いて早坂千尋さん
研究テーマは「重心移動する時計の制作ー時間と人間の関係性を問うー」

科学の進歩によって我々は時計によって時間を認識するようになりましたが、人の中にある時間感覚は、実際に過ぎて行く時間よりも早く感じたり遅く感じたりするもの。時計という正確に時間を刻む装置とともに暮らす社会で、自分の中にある時間感覚を再認識させる作品を制作。


時間とともに傾いた時計がゆっくりと回転していきます。
○続いて園田幸子さん
研究テーマは「渦の多様性とその見方」

「渦」は模様として、宇宙的なエネルギーの象徴として、などなど様々な面から象徴的に用いられています。お風呂の栓を抜いた後にできる渦をじっと見つめてしまった経験も皆さんあるはず。そんな渦の魅力をインタラクションを通して体験する作品を制作。


水と撹拌子の入ったビーカーを台の上に置くと、渦が発生します。台によって様々な種類の渦が生まれ、それぞれ違った表情を見せます。
○続いて仙洞田寛くん
研究テーマは「面白い漫画をつくる」

プロの漫画家を目指す彼は、面白い漫画をいかにして作るかを漫画の制作や調査を通して研究していました。プロになるにつれて作風や制作行程が固まっていき表現の幅が狭まり、読者に飽きられたりする中、いかにして広い視点で漫画を制作することができるのかを研究し、最終制作では独自の制作行程でネームを制作。


壁一面に張られたネームと完成原稿。圧巻です。
○続いて久保田祐介くん
研究テーマは「手描きアニメーションを用いた感動の表現ー新たな情動を得たときに垣間見る感動ー」

情動を得た時の感動という体験を、個人でも制作可能になった手描きアニメーションという手法を用いることで表現し、体感させるアニメーション作品を制作。デフォルメというアニメーションの手法で人の認識にどのような効果が生まれるのかなど、アマチュアアニメーターの立場からの制作を通した考察も行っていました。

発表では完成したアニメーションを披露。音楽からすべてひとりで制作しています。制作にかかった原稿の枚数には驚きです。
○最後のとり蜂谷亮平くん
研究テーマは「光に触れるインスタレーション[touch]」

日常のなかに溶け込んでいる「光」、なくてはならないものでも、あまりに生活に溶け込み、そのありがたみに気づくことはなくなっています。光のありがたさを再確認する、光の存在に触れるインスタレーション作品を制作。

光を切り離すための暗闇の空間から制作。でかい。

中に入って奥の壁を押すと光の筋が生まれます。
というわけで無事発表会は終了しました。
ここで、残念ながら今回発表見に来られなかった皆様に朗報です!
これらの作品はデザイン学科卒業研究・制作展「意匠展」にも出展されるんです!
以下詳細
千葉大学工学部デザイン学科2012年度卒業研究・制作展
「意匠展」
■会期
2013年3月1日(金)~3月3日(日)
11:00~19:00(最終日は18:00まで)
■会場
3331 Arts Chiyoda
■会場アクセス
http://www.3331.jp/access/
東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
■web
http://ishouten.com/
■twitter
@ishouten
(https://twitter.com/ishouten#)
■問い合わせ
ishoten2013@gmail.com
ぜひ皆様実際に見て、体験してみてください。
会場で、待ってるよ!

4年生のみんなお疲れさまでしたー
M1ごとう
発表は大盛況。たくさんの学生が見に訪れてくれました。
○まずトップバッターは関口泰人くん、
研究テーマは「インターネットの多量の情報を視覚化する制作[World Tree」」

最終制作では、ツイッター(https://twitter.com/)における「話題」に着目し、「話題同士のつながり」と「話題にのぼる頻度」、「情報の新しさ」を位置関係でリアルタイムに可視化する映像作品を制作。

○続いて早坂千尋さん
研究テーマは「重心移動する時計の制作ー時間と人間の関係性を問うー」



○続いて園田幸子さん
研究テーマは「渦の多様性とその見方」



○続いて仙洞田寛くん
研究テーマは「面白い漫画をつくる」



○続いて久保田祐介くん
研究テーマは「手描きアニメーションを用いた感動の表現ー新たな情動を得たときに垣間見る感動ー」


○最後のとり蜂谷亮平くん
研究テーマは「光に触れるインスタレーション[touch]」



というわけで無事発表会は終了しました。
ここで、残念ながら今回発表見に来られなかった皆様に朗報です!
これらの作品はデザイン学科卒業研究・制作展「意匠展」にも出展されるんです!
以下詳細
千葉大学工学部デザイン学科2012年度卒業研究・制作展
「意匠展」
■会期
2013年3月1日(金)~3月3日(日)
11:00~19:00(最終日は18:00まで)
■会場
3331 Arts Chiyoda
■会場アクセス
http://www.3331.jp/access/
東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
■web
http://ishouten.com/
@ishouten
(https://twitter.com/ishouten#)
■問い合わせ
ishoten2013@gmail.com
ぜひ皆様実際に見て、体験してみてください。
会場で、待ってるよ!

4年生のみんなお疲れさまでしたー
M1ごとう
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by ishou_keitai
| 2013-02-14 04:27
| 研究発表